名古屋市工業研究所

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HOME > 研究課題評価-平成29年度 機関運営会議(研究課題)

研究課題評価

平成29年度 機関運営会議(研究課題)

重点研究事業および指定研究に関する意見聴取について

平成30年1月24日(水)に、平成29年度第1回機関運営会議を開催し、平成29年度で終了する重点研究の事後報告(2件)、平成30年度から実施する重点事業の事前説明(1件)、平成30年度から実施する指定研究の事前説明(2件)を行いました。

1 目的

機関運営会議は、外部の学識者等6名から構成されており、当所の研究計画や研究成果等について客観的な立場からご意見をいただき、効果的・効率的な研究の実施や予算・人員等の重点的・効率的配分に反映させるとともに、研究業務の透明性を高めることを目的としています。
 

2 開催日時

平成30年1月24日(水) 13時30分〜16時45分
 

3 会議内容と当所の対応

機関運営会議においては、主担当者のプレゼンテーションに対して有意義なご意見を頂きました。
以下に、構成員からのコメントのまとめおよび当所としての対応方針を示します。

1) 重点研究「次世代環境材料の研究開発(H27〜H29)」(事後報告)

機関運営会議におけるコメントまとめ

  • X線回折装置の導入と研究成果の関連が明確ではないが、今後とも高度な機器を使いこなし、中小企業の技術支援に活用されたい。
  • 可視光応答型光触媒および白金族元素の回収技術ともに、対象となる産業分野のニーズや課題を十分に把握し、実用化を目指して頂きたい。

当所としての今後の対応

  • X線回折装置は材料解析に必須であることから、今後も測定機能を十分に引き出し、中小企業の技術支援に活用していきます。
  • 実用化を目指した研究開発をさらに進め、業界団体や企業と連携することにより、研究成果の適用先を検討します。

 

2) 重点研究「振動特性評価技術の開発(H28〜H29)」(事後報告)

機関運営会議におけるコメントまとめ

  • 振動の評価は多くの分野で重要である。損失係数の実用的な評価技術を確立し、より幅広い技術支援につなげて頂きたい。
  • 測定精度と信頼性の向上を図るとともに、新素材の開発や自動車部品への適用など、オリジナリティを加味した研究を期待する。

当所としての今後の対応

  • 多様な分野の企業支援を図るため、今後使用が見込まれる様々な制振材の種類・形状に対して適用範囲の広い評価手法の確立を目指します。
  • 測定データの精度と信頼性の確保に留意し、自動車に適用されつつある炭素繊維強化プラスチックの振動減衰特性評価に関する研究を進めます。

 

3) 重点事業「放熱材料の熱的挙動の解明(H30〜H31)」(事前説明) 

機関運営会議におけるコメントまとめ

  • 導入機器が研究に果たす役割を明確にするとともに、技術支援への有効利用を図られたい。
  • 熱的挙動の解明は電子部品の開発・設計に不可欠であり、重要な研究テーマである。実装基板の発熱挙動の評価、計測手法の標準化や放熱材料の開発など、研究の進展を期待する。

当所としての今後の対応

  • 導入予定の各機器の性能を精査することで研究利用だけに限らず、依頼試験など様々な技術支援にも有効活用するよう努めます。
  • 材料メーカー、セット機器のメーカー、技術系商社など関連企業のニーズを的確に把握し、熱的挙動の解明と測定方法の標準化に取り組みます。

 

 

4) 指定研究「不連続繊維強化樹脂における繊維長測定の高効率化に関する研究(H30)」(事前説明)

機関運営会議におけるコメントまとめ

  • 繊維強化樹脂の利用拡大に向けた周辺技術の確立は重要なテーマであり、評価手法の確立および標準化を期待する。
  • 大学、他の研究機関との連携によるラウンドロビンテストの実施は評価できるが、成形サンプルを対象とするなど、実施内容の拡充を図られたい。

当所としての今後の対応

  • ラウンドロビンテストにおいては、試料調整時の繊維折損を回避して効率的に繊維を回収・分散するための前処理および信頼性が確保できる測定手法の検討を行い、評価方法の標準化を目指します。

 

 

5) 指定研究「ナノセルロースを含有した3D樹脂造形物に関する研究(H30)」(事前説明)

機関運営会議におけるコメントまとめ

  • 次世代材料として期待されるナノセルロース複合材料の開発は時流に乗ったテーマであり、3D樹脂造形に注力した今後の展開に期待する。
  • 幅広い出口を視野に入れ、企業や研究機関などとの連携を意識して進めて頂きたい。

当所としての今後の対応

  • 共同で試作を行っている企業や所属している研究会、フォーラム等との連携を通じ、3Dプリンティング用の樹脂を始めとした多くの樹脂材料へのナノセルロースの応用について検討していきます。

 

構成員名簿

平成29年度 第1回名古屋市工業研究所機関運営会議構成員名簿

(敬称略 順不同)

氏名 役職
新美 智秀 国立大学法人名古屋大学 大学院 工学研究科 マイクロ・ナノシステム工学 教授
渡辺 義見 国立大学法人名古屋工業大学 大学院 工学研究科 物理工学専攻 教授
山田 容功 経済産業省 中部経済産業局 地域経済部 産業技術課長
山内 幸彦 国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センター 所長代理
柘植 良男 株式会社中央製作所 取締役 総務部長
妹尾 和彦 株式会社セノオ 代表取締役
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