名古屋市工業研究所

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研究課題評価

平成21年度 第1回研究課題評価

平成21年度 第1回研究課題事後評価について

平成21年7月2日(木)に、平成21年度第1回研究課題評価委員会を開催し、平成20年度で終了した研究の事後評価を行いましたので、その結果を公表します。

1 評価の目的

外部の学識者等8名(別添「名簿」のとおり。)から成る研究課題評価委員会において、当所の研究計画および研究成果を客観的に評価し、効果的・効率的な研究の実施、予算、人員等の重点的・効率的配分に反映させるとともに研究業務の透明性を高めることを目的とする。
 

2 委員会開催日時

平成21年7月2日(木)13時00分〜16時30分
 

3 内容

前年度で終了した研究4件について下記3項目に関する事前評価を受けた。

  1. 目標の達成度
  2. 達成された成果の意義
  3. 技術としての発展性

4 評価結果

(1)事後評価

評価指標 A B C D
工業研究所の内部評価 1件 3件 0件 0件
評価委員会の評価 2件 2件 3件 0件

A:目標を上回る十分な研究成果が得られた。
B:目標を達成し、見込み通りの研究成果が得られた。
C:目標を概ね達成し、一定の成果が得られた。
D:十分な研究成果が得られなかった。
評価結果に対する当所の対応(別添「評価表」のとおり。)
 

関連情報へのリンク



評価委員名簿

平成21年度 第1回名古屋市工業研究所研究課題評価委員会 委員名簿

(敬称略 順不同)

氏名 役職
沖 猛雄 名古屋大学 名誉教授
小野木克明 名古屋大学 大学院工学研究科長 工学部長
木本 博 中部大学 研究支援センター 教授
末松良一 豊田工業高等専門学校 校長
飯田昭夫 いいだ特許事務所 所長
田口義高 中京油脂株式会社 取締役開発センター長
萩原義昭 萩原電気株式会社 代表取締役社長
竹中 修 科学技術交流財団 知的クラスター創成事業本部 事業総括

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平成21年度 第1回研究課題評価 事後評価課題概要

研究テーマ名 研究の概要
部分軟化アルミニウム合金板の容器成形に関する研究 自動車の軽量化に伴い、アルミニウム合金板製部品が今後増加していくと予想される。しかしアルミニウム合金板は鋼板と比べてプレス成形性に劣っているため特殊な成形機で製造する必要があり、新たな設備投資を必要とする。そのため汎用のプレス機を利用可能な成型技術の開発を行い、中小企業におけるアルミニウム合金板の加工を促進する。
酸化チタン光触媒を利用した水処理システムにおける各種影響因子の解明 現在、市場にある光触媒の応用技術製品は防汚、抗菌、空気浄化を目的としたものがほとんどであり、水処理に関するものは数少ない。光触媒水処理システムを実環境水や上下水道水等に広く応用するためには共存物質、特に共存イオンの影響等を体系的に明らかにする必要がある。本研究では、酸化チタン光触媒水処理に影響する各種の影響因子を体系的に明らかにする。光触媒水処理システムの設計指針、ノウハウを明らかにすることにより、将来的に中小企業を含めた各企業が各種の水処理システムを開発することを促進する。
環境対応型新材料および有害微量成分の分析評価技術の開発 全世界的な規模の環境規制の進展に伴い、モノづくりにおいては環境対応型材料の開発や材料・製品中の微量有害成分の把握・管理が避けて通ることができないものとなっている。しかしながら、分析評価技術においては、公定法が整備されていなかったり、現行の公定法を適用できない例が増加しており、新たな分析評価法の開発が喫緊に求められている。本研究では、中軸として鉛レス銅合金の分析技術の開発を図るとともに、他材料も対象とした多面的な環境対応分析技術の確立をおこない、当地域中小企業からの技術支援の期待に広く応えることを目指している。
ナノコンポジット技術による生分解性高分子材料の高機能化 近年、木材や農作物などの再生可能資源を由来とする生分解性プラスチック材料の利用が大きな流れとなっている。しかし、これらの材料は、成形性や強度の点でこれまで使われていたプラスチック材料にくらべ利用しづらいのが現状である。押出機を用いたナノフィラーの添加により成形性や難燃性、機械強度などの諸物性を改善し、その利用性を高めることを目的とする。また、ナノコンポジット化が生分解性に及ぼす影響についても調べる。

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平成21年度 第1回研究課題事後評価表

研究テーマ名 内部評価 外部評価 当所の取り扱い
評点 評価 評点 評価 コメント
部分軟化アルミニウム合金板の容器成形に関する研究 12.2 A 12.5 A ・成形可能な範囲を明らかにして汎用性を持たせたことがよい。
・実際の材料と多数生産される部品にターゲットを定め、実用化が望まれる。
・中小企業向け技術として、安価で効果ある技術と思われる。
・アルミニウムでの実成形を完成させ、マグネシウム等の幅広い金属への応用を期待する。
・標準化を検討し、アルミの種類・形状や板厚の影響を明確にするように。
標準化を進めると同時に個々の部品への適用検討をすすめて、本技術の普及を図る。
酸化チタン光触媒を利用した水処理システムにおける各種影響因子の解明 10.8 B 10.9 B ・実用化に向けての設計思想が欲しい。
・現象としては興味深いが、適用できる対象先を明確にするように。
・共同研究として行った成果は。また、その効果は。
・アカデミックすぎないか。市工研で実施する意義は。
・水処理への応用を検討した意義は認めるが、実用時には分解する物質を特定する必要がある。
・空気浄化への応用をもっと促進した方がよいのでは。
水処理に関しては、分解対象とする物質を特定し、実用化に向けて、具体的なシステム設計を考えていく。当面は空気浄化への応用に努める。
環境対応型新材料および有害微量成分の分析評価技術の開発 10.5 B 12.9 A ・実用的な技術を整理した基盤的な研究であり、マニュアル化まで到達していることは評価できる。
・この分析法を周知する方法を検討し、役立たせることを急ぐべきである。
・分析は全ての材料開発のための要素技術であり、本法がJIS法などとして標準化させることを期待する。
・このような地道な研究が、研究所内で評価されることを期待する。
中部イノベネットの研究開発環境支援事業において技術の普及を図る。作成マニュアルの標準化を目指し、企業や大学等の技術者・研究者に周知・活用してもらえるように努める。
ナノコンポジット技術による生分解性高分子材料の高機能化 9.3 B 10.0 B ・成果の対象を明確化し、それぞれの特性(機能)の関わり方を明らかにすることが必要である。
・安全性の観点にもふれて欲しい。
・用途を明確にし、それに合わせた樹脂の選定やナノコンポジット材料の最適化を検討すべきである。
・生分解性より、リユース性に留意するように。
受託研究等に取り組むことで、具体的な利用を目指す。必要な機能を明確にして、材料を最適化していく。

・評点は、1.目標の達成度、2.達成された成果の意義、3.技術としての発展性の各項目(5点満点)における、評価委員の平均点の合計
・評価は、A:目標を上回る十分な研究成果が得られた。 B:目標を達成し、見込み通りの研究成果が得られた。
C:目標を概ね達成し、一定の成果が得られた。 D:十分な研究成果が得られなかった。

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