名古屋市工業研究所

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よくある質問

測定・試験

測定・試験

めっきの膜厚測定をお願いしたいのですが

めっきの膜厚の測定方法には大きく破壊式と非破壊式に分けることができます。

前者では、専用のガスケットを用い、数mmの円形の部分に特殊な電解液で電解を掛け、めっき層を溶解し、その時間でめっき厚を算出する方法です。もちろん、めっきの品物には数mmのめっき層の溶解した跡が残ります。

後者では、さらに@蛍光X線法、A渦電流法、B電磁式法に分けることができ、測定する部分には測定跡が残ることはありません。
これらの方法では、予めめっき膜厚の検量線を作成した上で実際のめっき膜厚を算出いたします。
これらの測定方法は、めっきの種類、素地の種類、測定する品物の形状や寸法に制限され、その時々でどの方法を用いて測定するかを検討しなければなりません。

耐食性試験を行いたいのですが、どんな試験が可能ですか?

当所ではJIS Z 2371に準じた中性塩水噴霧試験およびキャス試験をすることができます。
試験片の数や大きさ、試験時間について担当者と相談の上、試験を行うことになります。

めっき皮膜の硬さを測定してほしいのですが。

めっき皮膜の硬さはビッカース微小硬度計を用いて測定します。

硬さは静荷重をかけて圧子を押し込み測定します。圧子の押し込みによる変形領域は、押し込み深さの約10倍に達します。したがってめっき皮膜の表面から測定する場合、材料の硬さにもよりますが、15μm以上の膜厚が必要になります。

また測定面が鏡面であることが必要です。断面方向から測定する方法もありますが、この場合少なくとも30μm以上の膜厚が必要になります。

液体の赤外分光分析を行いたいのですが。

液体をそのまま測定するにはATR法で可能です。

また溶解している成分は濃縮して測定します。それぞれ何を分析したいかによって選択します。

悪臭ガスや水の浄化に使えるという吸着剤の表面積がどのくらいか知りたいのですが。

窒素ガスの吸着等温線を測定し、その吸着量からBET式により表面積を求めることができます。

また、細孔分布、平均細孔径なども測定が可能です。ただ、試料の大きさや性状による制限があり、また、表面積や細孔が小さい場合などには測定ができないことがあります。

測定が可能かどうかも含め、一度、事前にお問い合わせ下さい。

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複雑な形状をしたプラスチック製品、複合材料等の強度試験をしたい。

製品の大きさや形によります。また、製品によっては治具の作製をお願いすることもあります。

まずは、電話で問い合わせてください。

製品を温度環境で使用する際の強度を測定したい。

万能材料試験機に恒温槽を取り付けることにより、製品を加熱または冷却しながら強度を測定することが可能です。

恒温槽は、高温側+280℃、低温側−70℃までの範囲で温度設定でき、製品の使用温度に合わせた強度評価が可能です。

製品の疲労耐久性を評価したい。

疲労試験機を使用することにより、製品に繰り返し変形または繰り返し荷重を加えた際の破壊寿命を測定することが可能です。

試験機は、荷重容量5kN、最大ストローク50mmで、変位または荷重の振幅を一定に制御した試験が可能です。また、試験時の変位や荷重を同時測定することにより、破壊発生時の繰り返し数だけでなく、破壊の進展挙動を評価することも可能です。

低温領域における動作試験を行いたい。

−30℃まで温度設定することが可能です。

本設備は、−30℃〜80℃の温度設定と20%〜95%(20℃〜60℃の範囲内)の湿度設定や、これらの温湿度でサイクル試験を行うことができる恒温恒湿(大きさは約4m×2m)です。ケーブル孔もございますので、室外での制御やデータ取り込みを行うことができます。

材料の振動減衰性能(制振性能)を測定したい。

振動減衰性能を評価するパラメータとして、金属・セラミック材では内部摩擦、プラスチック・ゴム材では損失正接(tanδ)、拘束型および非拘束型制振鋼板では損失係数を使用しており、それぞれ異なる測定方法を用いています。

内部摩擦、損失正接については計測技術研究室で可能です。どの測定方法とも弾性率を同時に求めることができます。

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ゴム・プラスチックを粘弾性測定器で解析したい。

粘弾性測定器により材料に正弦波振動を与えて動的弾性率、損失弾性率、損失正接を求める動的粘弾性測定が行えます。

これらのパラメータの温度特性からガラス転移温度、高分子構造などを把握することができます。

一般的にはゴムはせん断モード、プラスチックは伸縮モード、繊維強化プラスチック(CFRP)などは曲げモードの治具を用います、試料サイズはそれぞれ異なります。

繊維製品の寸法変化の試験をお願いしたいのですが?

JIS L 1096一般織物試験法8.64.4織物の寸法変化の浸せき処理による寸法変化D法(石けん液浸せき法)の試験ができます。

織物から大きさが約25×25cmで3枚の試験片を確保できることが必要です。

微細加工したプラスチックやガラスなどの表面を観察、測定したいのですが?

前処理を必要とせず非破壊で観察可能なレーザー顕微鏡により、数μm〜数百μmに微細加工された凹凸を観察し、断面形状を測定できます。

A4サイズ程度以下の大きさであれば(厚みは2cm以下)試料台に載せることができます。

当社で作って他の会社に納入している電子機器の振動試験を行いたいのですが,どのような条件で試験を行えばよいのでしょうか?

納入先から試験条件の指示があればそれで試験を行います。

特に指定がなければ,どのような目的でこの機器が使われるのかにより以下の規格を参考にして試験条件を決定してください。

  • 自動車で使われる機器であればJIS-D1601
  • 鉄道関連で使われる機器であればJIS-E3014,4031
  • その他一般に使われる電気電子機器であればJIS-C0040

熱伝導率の測定はできますか?

当所では、様々な試料の熱伝導率が測定できます。

金属・セラミックスといった熱伝導性の高いものは、直径10 mm、厚さ1〜2 mmの円板状の試験体を、発泡プラスチック・グラスウールといった熱伝導性の低いものは、縦・横200 mm、厚さ10 mmの平板状の試験体をご用意下さい。

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電子材料やプラスチック材料の比熱を測定できますか?

当所では示差走査熱量計を用いて-50℃から600℃の温度範囲で比熱を測定することができます。

プラスチック材料の比熱測定についての日本工業規格はJIS K 7123です。測定の際には事前に測定条件などの打合せの機会を持っていただくようにお願いします。

機構部品や電子材料の磁気特性を調べたいのですが、測定方法と試験体の形状について教えて下さい。

当所にて測定可能な磁気特性は直流磁化(B-H)特性と交流透磁率です。

また、磁束密度や磁束量を測定することも可能です。永久磁石などの磁性材料は直径18φ以内、長さ1cm以上の円柱状にして磁化特性を、鉄心などの磁性材料は試験体をリング状にするなどして磁化特性や透磁率を測定することができます。

このような形状に加工することができない場合は、ガウスメータを用いて磁束密度を測定することが可能です。

材料の電磁波に対するシールド効果の測定はできますか?

当所ではアドバンテスト法により1MHzから1GHzまでの電磁波に対するシールド効果を測定できます。

試料のサイズは15cm×15cm、厚さ5mm以下です。

試料中に、どのような化合物が含まれているか知りたいのですが?

X線回折装置により知ることができます。

測定した波形データを装置内に蓄えられている標準物質のデータベースと照合することにより、試料中にどのような化合物が含まれているか同定します。

粉末試料もしくは縦横2cm厚み1cm程度の大きさで、平滑な一表面をもつものであれば測定が可能です。ただし、本測定は結晶形態を有する成分のみを検知し、非晶質の成分は測定が不能です。

また、明確な波形として現れない微量濃度の結晶成分についても同定は困難です。なお、あらかじめ蛍光X線分析などで試料中の含有元素が判明している場合は、その作業時間が短縮できます。

ダイヤモンドの摩擦係数は、測定できますか?

ダイヤモンドの摩擦係数の測定は可能です。が、ダイヤモンドと組み合わせる相手材を特定する必要があります。

摩擦は、物体Aと物体Bとの接触によって生ずる現象なので、必ず、物体Aと物体Bとの間における摩擦係数ということになります。従って、ダイヤモンドと接触させる物体を決定する必要があります。

また、摩擦を発生させる条件、即ち、荷重・速度・温度等も決める必要があります。

何か分からないことがありましたら連絡してください。

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